マネジメントについて考える 2
こんにちは。
税理士法人 IU Management の税理士の小池です!
今日は、弊社の組織の形についてご紹介できればと思います。
組織の形には、いろいろな形があります。
例えば私の前職以前の税理士事務所は、どの事務所も所長がいて、その下に部長や課長がいました。
それぞれの役職者がチームを束ねる、ピラミッド型の組織です。
一方で、私が高校生の時にマネージャーとして所属していた野球部は、
キャプテンはもちろんいましたが、組織はピラミッド型といえるようなものではなかったように思います。
どちらの組織の形が正解でしょうか?そもそも組織とは何でしょうか?
広辞苑で組織は、「ある目的を達成するために、分化した役割を持つ個人や下位集団から構成される集団」と定義づけられています。
組織とは集団であり、目的達成の意思の存在が集団を組織にするといえます。
本題に戻りますと、弊社は、私たち集団が目的を達成するために、ティール組織により組織運営を行っています。
私がティール組織で運営する理由は、従前の組織の形では、目的達成が難しいと感じているからです。
最近壊れている組織を目にすることが多くないですか?
なぜだと考えられますか?
一つは価値観の変化。
幸福とか豊さとか、ウェルビーイングとか、そういったものが大切にされる時代へと変化しています。
そのような時代の中、組織はシンプルに運営することが難しく、しなやかさを兼ね備えることが必要になってきているように感じます。
もう一つは業務の高度化・高速化。
私は20年近く税理士事務所のお仕事をさせていただいていますが、求められることが増え、さらにスピードがとても速くなりました。
そうなると、組織の管理者に求められるものがより一層増えるのは、当然のことです。
この人口減少の時代に、スーパーマンを数多く集めることは、困難です。
私たちのつくっているティール組織は、社長や上司が監督や干渉をしなくても、組織の目的実現に向けて、メンバーひとりひとりが主体的に動き、
推進する組織です。
組織はメンバー全員のものであり、ヒエラルキーは存在せずそれぞれが対等な関係であり、メンバーひとりひとりに意思決定権があります。
私は、代表社員ではありますが、メンバーと対等です。
ここにいるメンバーのだれより、フェアでいるつもりなので、意思決定は私の意思決定が一番強いですが笑
決して、偉いわけではなく、そうですね、野球部のマネージャーのような存在です。
弊社のクレドには、次のようなことも書かれています。
「誠実な心」
わたしたちは、経験・職位・職種などに関係なく、仲間の成長と成功を願い、素直な心と謙虚な心を大切にします。
どんな些細なことにも仲間・お客様・家族に笑顔とともにありがとうを届け、ありがとうがあふれる文化を作ります。
私たちのチームに加われば、あらゆるところで、このティール組織を感じることができると思います。
ティール組織であるためには、目的をきちんと共有すること、メンバーひとりひとりが強くあること、
そしてメンバーひとりひとりが全体を大事にすることが必要です。
私たちは、自然とそれらを繰り返し、日々成長しています。
人の力ってなんて強いんだろう。組織ってなんて素晴らしいんだろうと感じます。
今でもなお、周りを見れば、昇進したとか、役職が付いたとか、なんかそんなことがたくさんあふれている世界ですが、
どうかここにいるみんなが、形式にとらわれず、真に個を成長させ、組織を成長させてくれることを望みます。
目に見えないものが多くて、不安に感じることもあると思う。
でも、形式的なことにとらわれず、自分自身と組織と深く向き合って。
目に見えないとても大事なものこそが、必ずや、みなさん自身を幸せにしてくれると思います。
小池 明日香

