税務調査について
こんにちは!税理士法人IU Managementです!
税務調査と聞いて、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
経験がある人もない人も、やはり不安を抱える方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
特に経験のない人は、どんなことを聞かれるのだろう?何を見られるのだろう?と、怖いイメージを持たれる方も多いと思います。
税務調査とは、納税者が正しく税務申告を行っているかを調査することです。
調査には、任意調査と強制調査の2種類があります。今回は一般的な任意調査について、顧問税理士がいる場合に、どのような流れで行われるのかを簡単にお話しします。
1.税務署から税務調査を行う旨の連絡を受ける
税務署から、調査を行う2~3週間前に税理士事務所あてに連絡がきます。そこでまずは日程調整を行います。
税務署から日程の指定がありますが、必ずしも指定された日程で受けなければならないというわけではなく、繁忙期など都合が悪い場合は別の日程で調整することもできます。
多くの場合、3日程度にわたって行われます。
2.事前通知を受ける
日程確定後、税務署担当者より税理士事務所あてに事前通知がなされます。
事前通知とは以下のような調査の概要を伝える行為になります。
・調査の日時
・調査を行う場所
・調査の対象となる税目、課税期間
・調査の目的
・調査の対象となる帳簿書類
など
3.必要書類の準備をする
事前通知された調査対象期間(通常3年分)の資料を準備します。
・申告書、決算書
・総勘定元帳
・現金出納帳、売掛帳、買掛帳
・請求書、領収書、見積書
・源泉徴収簿
・契約書関係 賃貸契約書、金銭消費貸借契約書
など
弊社では調査前に、指摘を受ける可能性がある事項の確認やそれに対する準備を行いますので、安心して調査に臨むことができます。
4.調査当日
調査当日は、10時頃に調査官が会社を訪問します。
一般的に、初日の午前中に会社の事業概要などに関するヒアリングが行われ、その後2日程度にわたって、帳簿や書類のチェックが行われます。
調査官からの質問や資料の提示があれば対応します。すぐに答えられない場合は後日回答でも構いません。
最終日には、調査のまとめとして大まかな指摘事項や問題点などの説明があります。
5.税務署からの指摘に対する対応
実地調査終了後、追加の質問や資料の提出依頼があれば税理士事務所に連絡がきます。
税務署内で精査し、調査結果がでるまでには1ヶ月~2ヶ月程度かかります。
6.調査結果
申告内容に問題がなければ是認通知書が届き、調査は終了です。
申告内容に問題がある場合は、修正申告を行う必要があります。修正申告を行う場合は、申告・納税をして調査は終了です。
以上の流れで税務調査は行われます。
税務調査が決まったら、税理士事務所と事前打ち合わせを行い、資料をそろえ、想定される質問などに答えられるようしっかり準備をしましょう。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合せください!

